1ビットに用いる記号の種類数がqであるとき, そのような符号をq元符号という. 先ほどの例では, バーコードは10元符号, ISBNコードは11元符号ということになる. 2つの元(一般的には0と1が用いられる)からなるビット列を送信する(要するに2元符号を用いた)通信路において, 0を1に誤る確率および1を0に誤る確率がともにp(0<p<1, 実際に使われている場合については大体10-2〜10-12程度である)であるとき, このような通信路を2元対称通信路という. この他に2元非対称通信路とか2元消失通信路とかいうものもある.