専門基礎（生物）
一般に、数学、物理学、化学に比べて、生物学は暗記物というイメージがもたれ
てきたように思います。確かに、生物の分類や生態など個体、集 団といったマ
クロなレベルで生物を理解する上では覚えることが重要です。しかし、それだけ
ではありません。近年の分子細胞生物学の目覚ましい 発展によって、物理学
的・化学的側面を踏まえた細胞レベルさらには分子レベルでの生命現象の理解も
求められています。このように生物学は、ミ クロからマクロまで幅広い領域を
対象とし、物理・化学さらには数理的手法を導入して解析する学問分野になって
います。生物学教科担当グループ としての目標は、講義と実習をセットとし
て、教科書的知識を学ぶだけではなく、実際に五感を活用させて生物を感じるこ
とによって将来に活かせ る生物学とすることです。講義と実習で補えない部分
や学際的な面は教養科目やゼミナールなどと連携させ、専門基礎科目と教養科目
の生物を相補 うようにしています。将来、生物を対象とした研究者や教育者を
目指すことはもちろん、実生活・実社会において環境や健康などの問題に取り組
め る能力を養うことなどをサポートできたらと願っています。
科目一覧
- ・生物学I
- ・生物学II
- ・生物学A
- ・生物学B
- ・生物・化学入門
- ・生物学実験
担当教員一覧
- ・浅田 博
- ・加藤 幹男
- ・田中 良晴
- ・宮本 健助
- ほか