特色GPシンポジウム
テーマ「学士課程教育における理系基礎教育の在り方」
19年度に特色GPに採択されました「大学初年次数学教育の再構築」では、 大学初年次の数学教育を4年間の学士課程教育の中でどう位置付けるか というのが大きなテーマになっています。大学の理系基礎教育は本来、 科目の枠を超えて大学としての教育目標を達成することを目指さないと いけないはずが、どの科目で何をいつ教えているかといった情報すら 共有されないことが多いのが現状なので、そういったことを大学 という教育組織としてどう考えていけばいいのかということが 今回のシンポジウムのメインテーマです。また、分野別FD、 卒業時の質保証、文系の学生への科学教育といったことも 理系基礎教育の立場から考えてみたいと思います。
今回のシンポジウムでは、海外の事例研究を基に
我が国の専門基礎教育がどうあるべきかについてさまざまな発表をされている
小笠原正明氏に基調講演をお願いしました。
また、20年度の教育GPに採択された広島大学の
「工学教育を支える「数学力」養成プログラム」の
プログラム責任者の伊藤浩行氏にプログラムの内容を説明していただき、
総合教育研究機構の取組みと合わせて、専門基礎教育を学士課程教育の中で
どう位置づけるかということについて議論を深めたいと思います。 |
日時 | 平成21年3月10日(火) 14:30〜18:00 |
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場所 | 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス B3棟1階117教室 |
主催 | 総合教育研究機構 |
対象 | 大学関係者・高校関係者 |
定員 | 200 名 |
14:30〜14:35 | 主催者挨拶 |
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14:35〜15:35 | 基調講演 「研究大学における専門分化と基礎教育─理工系の場合」
筑波大学 特任教授
小笠原正明 氏
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15:35〜16:00 |
『工学教育を支える「数学力」養成プログラム 〜数学と工学がジョイントした新教育システムの構築〜』 について
広島大学 工学研究科
伊藤浩行 氏
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16:00〜16:25 |
「機構物理教育改善のための高校教諭・府大生・学部教員を 対象とした聞き取り及びアンケート調査」
大阪府立大学 総合教育研究機構
星野聡孝 氏
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16:25〜16:50 |
特色GPプログラムの現状と課題
大阪府立大学 総合教育研究機構
川添 充 氏
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16:50〜17:00 | 休憩 |
17:00〜18:00 | パネルディスカッション |